建売住宅の諸費用はどれくらい?目安や発生するタイミング、安くおさえる方法を紹介

更新日:2026.06.23
建売住宅の諸費用はどれくらい?目安や発生するタイミング、安くおさえる方法を紹介

建売住宅の購入では、物件価格以外にもさまざまな諸費用が発生します。この記事では、建売住宅の諸費用の目安や内訳、発生するタイミングをわかりやすく解説します。また、諸費用を安くおさえる方法や住宅ローンの活用方法、購入後にかかる維持費についても紹介します。建売住宅の購入を検討している方は、資金計画を立てる際の参考にしてください。

目次

建売住宅の諸費用は購入価格の何パーセント?

建売住宅を購入する際は、物件価格とは別に「諸費用」が発生します。諸費用の目安は一般的に物件価格の5〜10%程度、HOME’Sでは6〜9%程度とされており、4,000万円の建売住宅であれば約200万〜400万円が必要になるケースもあります。諸費用には、手付金や印紙税、仲介手数料、登記費用、住宅ローン関連費用、火災保険料などが含まれます。

建売住宅とは、土地と建物をセットで販売する住宅のことです。注文住宅と比べて購入までの期間が短く、総額を把握しやすい点が特徴ですが、購入時には物件価格だけでなく諸費用も含めた資金計画を立てることが重要です。

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諸費用の内訳【支払いタイミング別】

建売住宅の購入では、物件価格以外にもさまざまな諸費用が発生します。諸費用は支払うタイミングによって内容が異なり、契約前に必要なものもあれば、引き渡し時や住宅ローン契約時に発生するものもあります。資金不足を防ぐためにも、あらかじめ必要な費用と支払う時期を把握しておくことが大切です。ここでは、支払いタイミング別に諸費用の内訳を紹介します。

建売住宅購入前

建売住宅の購入前には、主に売買契約に関する費用が発生します。特に手付金はまとまった現金を求められるケースが多く、住宅ローン実行前に支払うことになるため注意が必要です。また、不動産売買契約書を作成する際には印紙税も発生します。契約直前になって慌てないよう、購入前の段階で必要な金額を把握し、自己資金を準備しておきましょう。

費用項目 内容 費用目安
手付金 売買契約時に売主へ支払う預り金 物件価格の5〜10%程度
印紙税 不動産売買契約書に貼付する印紙代 5,000円〜6万円程度

1.手付金

手付金とは、不動産売買契約を締結する際に売主へ支払うお金のことです。一般的には物件価格の5〜10%程度が目安とされており、4,000万円の建売住宅であれば200万〜400万円程度になる場合があります。
手付金は契約後に購入代金の一部へ充当されるため、別途必要となる費用ではありません。しかし、買主都合で契約を解除した場合は手付金を放棄しなければならないケースが一般的です。住宅ローン審査の結果や資金計画を十分に確認したうえで契約を進めることが大切です。

2.印紙税

印紙税は、不動産売買契約書を作成する際に課税される税金です。契約金額に応じて税額が決まり、契約書へ収入印紙を貼付して納税します。
例えば、契約金額が1,000万円超5,000万円以下の場合は軽減措置適用時で1万円が目安です。税額自体は比較的大きくありませんが、契約時に必要となるため、ほかの諸費用とあわせて準備しておきましょう。なお、税制改正によって税額や軽減措置の内容が変更される場合もあるため、契約時点の制度を確認することが重要です。

建売住宅購入時

建売住宅の売買契約が完了し、引き渡しに向けた手続きが進むと、仲介手数料や税金、登記関連費用などが発生します。これらの費用は住宅ローンの借入額に含まれないケースも多いため、自己資金として準備しておくことが大切です。

費用項目 内容 費用目安
仲介手数料 不動産会社へ支払う成功報酬 物件価格×3%+6万円+消費税が上限
不動産取得税 不動産取得時に課税される税金 0円〜固定資産税評価額の3%程度
登録免許税 登記に必要な税金 固定資産税評価額の0.1〜2%程度
司法書士報酬 登記手続きの代行費用 10万円前後

1.仲介手数料

仲介手数料とは、不動産会社の仲介によって建売住宅を購入した場合に支払う成功報酬のことです。宅地建物取引業法によって上限が定められており、取引価格が400万円を超える場合は「物件価格×3%+6万円+消費税」で計算されます。
例えば4,000万円の物件であれば、仲介手数料は約138万円(税込)が上限となります。ただし、売主から直接購入する場合には仲介手数料は発生しません。物件を比較する際は価格だけでなく、仲介手数料の有無も確認しておくと資金計画を立てやすくなるでしょう。

2.不動産取得税

不動産取得税は、土地や建物を取得した際に都道府県から課税される地方税です。税額は固定資産税評価額を基準として算出されるため、購入価格とは異なります。
新築住宅や一定の条件を満たす住宅用地には軽減措置が設けられており、ケースによっては税額が大幅に軽減されたり、課税されなかったりする場合もあります。そのため、購入前に概算額を確認しておくことが大切です。不動産会社や自治体へ相談することで、おおよその金額を把握できます。

3.登録免許税、司法書士への依頼費用

建売住宅を購入した際には、所有権を公的に証明するための登記手続きが必要です。このときに発生する税金が登録免許税です。税額は土地や建物の固定資産税評価額に税率を掛けて算出され、住宅の種類や条件によって軽減措置が適用される場合があります。
また、登記手続きは専門的な知識が必要となるため、多くの場合は司法書士へ依頼します。司法書士報酬の目安は10万円前後ですが、物件の状況や依頼内容によって異なります。登録免許税とあわせて準備しておくことで、引き渡し時の手続きをスムーズに進められるでしょう。

住宅ローン利用時

住宅ローンを利用して建売住宅を購入する場合は、売買契約に関する費用とは別に、融資契約や抵当権設定登記に関する費用が発生します。金融機関によって金額が異なるものもあるため、住宅ローンを比較する際は金利だけでなく諸費用にも注目することが大切です。

費用項目 内容 費用目安
印紙税 金銭消費貸借契約書に貼付する印紙代 2万〜4万円程度
登録免許税・司法書士報酬 抵当権設定登記に必要な費用 借入額の0.1〜0.4%程度+4〜8万円程度
ローン手数料・保証料 金融機関や保証会社へ支払う費用 借入額の0.5〜2%程度
火災保険料・地震保険料 住宅購入時に加入する保険料 数万円〜数十万円程度

1.印紙税

住宅ローンを利用する際は、金融機関と「金銭消費貸借契約」を締結します。この契約書にも印紙税が課税されるため、不動産売買契約書とは別に印紙代を準備しなければなりません。
税額は借入金額によって異なりますが、一般的な住宅ローンでは数万円程度になるケースが多く見られます。建売住宅の購入時には、不動産売買契約書と住宅ローン契約書の両方で印紙税が発生する点を覚えておきましょう。

2.登録免許税、司法書士への依頼費用

住宅ローンを借りる場合、金融機関は担保として住宅に抵当権を設定します。この抵当権設定登記を行う際に必要となる税金が登録免許税です。
また、抵当権設定登記は専門知識が必要となるため、金融機関が指定する司法書士へ依頼するのが一般的です。そのため、登録免許税に加えて司法書士報酬も発生します。費用は借入額や依頼内容によって異なりますが、住宅購入時の登記費用とは別に準備しておく必要があります。

3.ローン手数料、ローン保証料

ローン手数料は金融機関へ支払う事務手数料、ローン保証料は保証会社へ支払う費用です。住宅ローンの商品によって費用体系が異なり、保証料が不要な代わりに金利が高めに設定されているケースもあります。
そのため、諸費用だけで比較するのではなく、金利や総返済額まで含めて検討することが重要です。初期費用を抑えたい場合でも、長期的な負担を考慮しながら住宅ローンを選ぶようにしましょう。

4.火災保険料、地震保険料

住宅ローンを利用する場合、多くの金融機関で火災保険への加入が求められます。火災保険は火災だけでなく、風災や水災などの自然災害による損害を補償する役割があります。
また、地震による損害は火災保険だけでは補償されないため、必要に応じて地震保険へ加入することも検討しましょう。保険料は建物の構造や補償内容、契約期間によって異なりますが、数万円から数十万円程度が目安です。補償内容を見直すことで、保険料を抑えられる場合もあります。

諸費用を安くおさえる方法

建売住宅の諸費用は物件価格とは別に発生するため、できるだけ負担をおさえたいと考える方も多いでしょう。諸費用の中には金額が決まっているものもありますが、住宅ローン関連費用や保険料、仲介手数料などは工夫次第でおさえられる場合があります。ここでは代表的な方法を紹介します。

住宅ローン関連の手数料を安くする方法

住宅ローンの事務手数料や保証料は、金融機関によって大きく異なります。そのため、複数の金融機関を比較することが費用削減の第一歩です。ただし、手数料だけで判断するのではなく、金利や総返済額も含めて比較することが重要です。
例えば、手数料が安くても金利が高い場合は、長期的に見ると総支払額が増える可能性があります。住宅ローンを選ぶ際は、初期費用と返済総額の両方を確認しましょう。

火災保険料を安くする方法

火災保険料は補償内容によって大きく変わります。そのため、本当に必要な補償を見極め、不要な特約を外すことで保険料をおさえられる場合があります。
また、契約条件によっては年払いよりも長期一括払いのほうが総額をおさえられるケースもあります。ただし、保険料だけを重視して補償内容を削りすぎると、万が一の際に十分な補償を受けられない可能性もあるため注意が必要です。

仲介手数料を安くする方法

仲介手数料は法律で上限額が定められていますが、下限額は決められていません。そのため、不動産会社によっては割引キャンペーンを実施している場合もあります。
また、売主から直接購入できる建売住宅であれば、仲介会社を介さないため仲介手数料が発生しません。物件価格だけでなく、販売形態も確認しながら比較することで、購入時の諸費用をおさえやすくなるでしょう。

諸費用は住宅ローンで借りられる?

建売住宅の購入時に発生する諸費用は、原則として現金で準備することが一般的です。しかし、自己資金が不足している場合は、諸費用の借り入れに対応した住宅ローンや「諸費用ローン」を利用できるケースがあります。

近年では、物件価格に加えて諸費用も含めて借り入れできる住宅ローン商品を取り扱う金融機関も増えています。そのため、まとまった現金を用意することが難しい場合でも、住宅購入を進められる可能性があります。

ただし、手付金など契約時に現金で支払うことが前提となる費用もあるため、完全に自己資金ゼロで購入できるとは限りません。また、諸費用分まで借り入れることで借入総額が増え、毎月の返済額や支払利息が大きくなる場合もあります。さらに、借入額が増えることで住宅ローン審査に影響する可能性もあるため注意が必要です。

住宅ローンで諸費用を借りる際は、目先の資金負担だけでなく、将来的な返済計画まで含めて検討することが大切です。無理のない資金計画を立てたうえで、自分に合った借入方法を選びましょう。

諸費用のシミュレーション例

建売住宅の諸費用は一般的に物件価格の5〜10%程度が目安とされています。しかし、購入する物件や住宅ローンの内容、仲介手数料の有無によって金額は変動します。そのため、物件価格だけで予算を考えるのではなく、諸費用も含めた総額で資金計画を立てることが重要です。ここでは、建売住宅を購入する際の諸費用の目安をシミュレーション形式で紹介します。

物件価格 諸費用の目安(5%) 諸費用の目安(10%) 購入総額の目安
3,000万円 150万円 300万円 3,150万〜3,300万円
4,000万円 200万円 400万円 4,200万〜4,400万円
5,000万円 250万円 500万円 5,250万〜5,500万円

例えば、4,000万円の建売住宅を購入する場合、諸費用は約200万〜400万円程度が目安となります。そのため、住宅購入に必要な総額は4,200万〜4,400万円程度になると考えられます。
諸費用の内訳は物件によって異なりますが、4,000万円の建売住宅を購入した場合の一例は以下のとおりです。

費用項目 費用目安
手付金 200万〜400万円程度※
仲介手数料 約138万円(税込・上限額の場合)
印紙税 1万〜3万円程度
登録免許税・司法書士費用 15万〜25万円程度
不動産取得税 0〜数十万円程度
ローン手数料・保証料 20万〜80万円程度
火災保険料・地震保険料 10万〜50万円程度

※手付金は最終的に購入代金へ充当されるため、諸費用とは性質が異なります。

また、仲介会社を通して購入するか、売主から直接購入するかによっても諸費用は大きく変わります。特に仲介手数料は数十万円から100万円以上になることもあるため、購入前に販売形態を確認しておくことが大切です。

さらに、住宅ローンの保証料や事務手数料、火災保険料は金融機関や契約内容によって差が出やすい項目です。同じ物件でも諸費用に数十万円以上の差が生じるケースもあるため、複数の金融機関や保険商品を比較しながら検討するとよいでしょう。

建売住宅を購入する際は、物件価格だけを見るのではなく、「購入総額でいくら必要になるのか」を把握したうえで資金計画を立てることが重要です。

建売住宅の維持費

建売住宅は購入時の諸費用だけでなく、住み始めてからもさまざまな維持費が発生します。住宅ローンの返済額だけを基準に予算を組んでしまうと、将来的に家計へ負担がかかる可能性があります。長く安心して住み続けるためにも、購入後に必要となる維持費をあらかじめ把握しておくことが大切です。

維持費の項目 内容 年間の目安
固定資産税・都市計画税 土地や建物の所有者に課税される税金 10万〜20万円程度
修繕費用の積立 外壁・屋根・設備交換など将来の修繕に備える費用 20万〜30万円程度
火災保険・地震保険 保険更新や契約内容の見直しに伴う費用 数万円程度
自治会費・地域費用 自治会や地域活動への参加費用 数千円〜数万円程度

建売住宅ではマンションのような修繕積立金がないため、自分で計画的に積み立てを行う必要があります。一般的に、一戸建ての維持費は年間40万〜50万円程度が目安とされており、将来の外壁塗装や屋根補修、給湯器交換なども見据えながら資金計画を立てることが重要です。

固定資産税の特例とは?

固定資産税には、新築住宅の取得を支援するための軽減措置が設けられています。一定の条件を満たす住宅であれば、建物部分の固定資産税が一定期間軽減されるため、購入後の税負担を抑えやすくなります。

特例内容 概要
一般住宅 新築後3年間、建物部分の固定資産税が2分の1に軽減
長期優良住宅 新築後5年間、建物部分の固定資産税が2分の1に軽減
対象条件 床面積50㎡以上280㎡以下など一定条件を満たす住宅

例えば、一般的な新築建売住宅であれば、建物部分にかかる固定資産税が3年間半額になります。長期優良住宅の場合は軽減期間が5年間に延長されるため、より大きな節税効果が期待できます。

ただし、軽減措置の適用には条件があり、土地部分と建物部分で制度が異なる場合もあります。また、税制改正によって内容が変更されることもあるため、購入前に自治体や不動産会社へ確認しておくと安心です。

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建売住宅の購入では、物件価格だけでなく諸費用や将来的な維持費まで含めて資金計画を立てることが重要です。兼六ホームでは、住まい探しから購入後の暮らしまで見据えた住まいづくりをサポートしています。

東京都を中心に数多くの分譲住宅を手がけており、立地や周辺環境、間取り、資金計画まで総合的に提案できることが強みです。また、自社グループによる一貫体制を活かし、土地の仕入れから設計・施工・アフターサービスまで責任を持って対応しています。

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まとめ

建売住宅を購入する際は、物件価格だけでなく諸費用も含めた資金計画を立てることが大切です。諸費用の目安は一般的に物件価格の5〜10%程度で、手付金や仲介手数料、登記費用、住宅ローン関連費用、保険料などさまざまな項目があります。また、購入後には固定資産税や修繕費用などの維持費も発生するため、長期的な視点で予算を考える必要があります。住宅購入を成功させるためには、事前に必要な費用を把握し、無理のない返済計画を立てることが重要です。物件価格だけに注目するのではなく、購入から入居後までの総費用を見据えて検討しましょう。



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