家づくりの秘訣

敷地延長のリビングは1階?2階?

敷地延長の区画のリビングは1階?2階?
 


敷地延長区画のプラン作り ~1階リビング
-1階リビングのポイントは「プラン」と「窓の位置」-


 
最大限採光を確保できるように高い位置に配置した窓
最大限採光を確保できるように高い位置に配置した窓
 
敷地延長とは接道面から奥に入り、車庫の脇を通って入るような宅地の事。「道路から少し入るため静かで干渉されない」、「カースペースを有効に取りやすい」、「価格が安い」といったメリットがある一方で、「有効スペースが少ない」、「家に入るために車庫の脇を通らなければならない」、「間口が狭い」などのデメリットも。日当たり面では、不利なイメージがあるが、1階のリビングを採用する方が多い。理由としては「家が接近しすぎていないのでそれほど日当たり面で気にならない」、「窓の位置を変更して採光を工夫できる」など。兼六の分譲実績の多い東京都下、武蔵野地区では、建ぺい率/容積率がそれぞれ40%/80%の地域が一般的。敷地面積32~33坪、建坪26~27坪と整形地とほぼ変わらない。より採光面を気にされる場合は、窓の配置や大きさを変更するのがおススメ。

西側の吹き抜けと2連窓
西側の吹き抜けと2連窓


間取り
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敷地延長区画のプラン作り ~2階リビング
-2階リビングのポイントは「天井の高さ」と「窓の位置」-


 
勾配天井とおシャレな梁を組み合わせた開放的なリビング空間
勾配天井とおシャレな梁を組み合わせた開放的なリビング空間
 
「日当たりは絶対確保したい」という方は2階リビングがおススメ。「想造邸宅」では2階リビングへのプラン変更でも変更工事費用はかからない(設計変更費用は掛かる)。メリットは、採光、通風面の確保と、写真のように勾配天井との組み合わせで、開放的な居住空間を作る事が出来る。プランの組み方で注意したいのは北側の母屋下がり。高さが制限されるので、図面上でインテリアや家具の置き場を確認しておくと良い。デメリットとすると「1階に比べて熱がこもりやすい」、「階段の昇り降りの頻度が増える」、「庭へ直接出ることが出来ない」など。また、2階リビングを採用する場合は水周り(お風呂や洗面所)が2階に設置されるケースが多いので、1階に洗面所やトイレに手洗い器(※オプション)を予め付ける方も。
 
天井に設置したトップライト
天井に設置したトップライト


間取り
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